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2011年07月25日

デジタルサイネージ・ビジネスは儲かるか?

こんにちは。
暑い日差しが戻ってきましたが皆さん大丈夫ですか。

本日より営業統括本部マーケティングチーム 荒川による
「マーケッターの目」開始いたします
どうぞよろしくお願いします

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この2年半、「デジサイン」のマーケティング業務に関わってきた立場から、
デジタルサイネージに対して取り組んできたこと、考えていることを徒然に
書き綴ってみようと思います。
特に脈絡なく連載しようと思っていますので、その点、ご容赦ください。

「デジタルサイネージのビジネスってどうなんですか?」

事あるごとに聞かれることが多いんですが、大方は「儲かるのか?」というのが
質問の意図のようです。
個人的な所感では、「儲かる」とも「儲からない」とも言え、正直、質問の相手に
よって答えは変わるように思います。

事実、当社はデジタルサイネージ事業に投資をしているし、販売実績も伸びている。
当然、そういう意味では「儲かる」わけですが、当社の事業規模だから儲かっている
とも言えるわけで、大手企業が期待する事業規模で考えた場合、決してうまみのある
事業とは今のところなんとも言えない。

そもそも、成長市場に対し確実に儲かる保証など無いのであって、質問の意図が
「儲かるから参入する」ことを前提としているなら、とても愚問に聞こえます。
この市場に限らず、参入を検討している方々には、「儲かるか?」ではなく
「この市場のどこで儲けるか?」ということを是非、自問していただきたいと思います。

 

さて、2年半前に当社がこの事業に参入した当初は「デジタルサイネージ」という言葉は
非常にニッチで、その概念すら曖昧なものでした。
それゆえ、この2年半は当社にとって「この事業はなにか?何になるのか?」を
自問しつづけた期間と言えるでしょう。

その中で最近、ようやくわかってきたことがあります。

1つは、「デジタルサイネージはビジネスソリューションである」ということ。

大手ディスプレイメーカーがこれまで続けてきた、「ディスプレイを売らんがため」の
モノ売りビジネスはもはや通用しない。
つまり、「これ導入してどんな効果があるの?」という当然の問いかけがロケーション
オーナーから投げかけられる状況にあるということ、これを十分認識すべきだと思います。
「そんなの当たり前でしょ?」と思われる方も多いでしょうけれど、意外と理解されて
いないことだと思います。
相変わらず、機能至上主義は廃れていませんし、奇をてらったコンテンツも後を絶ちません。
この時代、「あったらいいな」では売れません。
「無くてはならないもの」に商品をどう成長させてゆくか、その方向性は
「ソリューション化」に尽きると思います。

2つに、「システムインテグレータにうまみのあるビジネス」だということ。

当社に限らず、昨今のデジタルサイネージはネットワーク対応の映像配信システムの
仕組みを持っています。
仕組みを理解し、ロケーションオーナーの環境に最適な設置、運用ができる技術力を
有するのはシステムインテグレータであり、彼らの手助けなくては導入がスムーズに
いかないと考えています。


実際、当社のビジネスパートナーで導入を成しえているほとんどのケースにシステム
インテグレータが介在しています。

しかし、彼らが口をそろえて曰くは、「我々にはコンテンツの作成、運用ノウハウが無い」
ということ。
3.11の震災後、デジタルサイネージにおけるコンテンツの果たす役割はますます大きく
なっていることは事実(これは後ほど詳しく述べます。)ですが、
ノウハウが無ければノウハウを積めば良いし、人材がいなければ協業したって良い。


せっかくのビジネスチャンスなのだから、コンテンツ系の領域までを自社のビジネスとして
取り込んでしまったほうが良いと思います。
自ら線引きしてしまうのは、機会損失だと思うのは私だけでしょうか?


システムインテグレータのみなさん!
あなた方こそが、このビジネスのメインプレイヤーなのですよ!
ぜひとも、当社までお声掛けください。


次回は、デジタルサイネージの抱える(本質的な)問題点について
触れてみようと思います。
お楽しみに

文責:営業統括本部マーケティングチーム 荒川

投稿者:荒川at 09:28| マーケッターの目