<< 前のエントリトップページ次のエントリ >>
2011年10月24日

「デジサインTab」記者発表を終えて

記者発表2 

さる、10月12日、デジサインの新商品「デジサインTab」の発表を行いました。
当日はデジタルサイネージ関連媒体以外にも多くの媒体記者に集まっていただき、あらためて今回の発表はデジタルサイネージの新しい方向性を確立できる感触を得ることができました。

これまでのデジタルサイネージは、ロケーション(設置場所)は固定され、ロケーションの状況に合ったコンテンツをいかに演出するかを前提としたものでした。

一方、「デジサインTab」は、「持ち運べるデジタルサイネージ」を商品コンセプトとしており、時にはデスクの上、また時には客先で、タブレット端末の可搬性の高さとインタラクティブな操作性を活かした数々の機能が搭載されています。

発表前にプロトタイプを数社に内覧したのですが、
「これってもう、デジタルサイネージの域を超えてるよね?」
という感想をいただいた方も何名かいらっしゃいました。

我々も、社内で「デジサインTab」をデジタルサイネージと呼ぶべきなのか?
という議論はありましたが、新しい概念やネーミングを打ち出すのは時期尚早という判断のもと、デジタルサイネージを軸とした商品展開という位置づけにすることに落ち着きました。

しかし、デジタルサイネージは「電子看板」の域を超えてさまざまな応用が試みられているのは事実で、「電子看板」という領域はそろそろ「狭義のデジタルサイネージ」と呼んでもよいのではないかと考えています。
なぜならば、デジタルサイネージ自体は「表示装置」であって、これだけでは何の意味もなさず、本来利用目的があって初めてこの、「表示装置」が価値を産むからです。

デジタルサイネージはもともとネットワークとは無縁の表示装置から始まり、最近ではネットワークで多くのディスプレイを結び、サーバーで一括管理する仕組みが定着してきました。
このことは、「導入規模」に対する効率的なオペレーションに対してのソリューションの域を超えることはありませんでした。
しかし、今我々が目指しているのは、企業内のさまざまな情報システムや、インターネットを利用したSaaS型サービスなどを融合した新しいデジタルサイネージの実現です。
「ユビキタスネットワーク時代の到来」と言われて久しいですが、「デジサインTab」は「いつでも、どこでも、だれでも、必要なときに」活躍できる新しいデジタルサイネージの在り方を提案するものです。

記者発表を終えて、さっそく各方面からお問い合わせやご相談をいただき、おかげさまで順調なスタートを切れそうです。
今週10月28日、正式に出荷を開始します。

商品としてはまだこの世に産まれたばかりのよちよち歩きの状態ですが、これまで通り、当社はお客様の声をスピーディに反映し、お客様にとっての「お役だち」の姿勢にそむくことなく、この商品を育ててゆきたいと思います。

是非、皆様もこの商品を見て触れることで、利活用に関する意見や要望をいただきたいと思います。
当社だけでなく、皆様の応援が商品を成長させ、より良いものとなるはずです。
引き続き、当社の事業活動に注目していただきご支援いただければと思います。
よろしくお願いいたします。

 

投稿者:荒川at 18:09| マーケッターの目