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2012年02月27日

スター不在のデジタルサイネージ業界

 デジタルサイネージジャパンの実行委員をしています。デジタルサイネージジャパンとは、毎年6月に開催される日本最大の展示会で、13万人もの来場があります。
http://www.f2ff.jp/dsj/2012/

 展示会にはさまざまなイベントが併設されるのですが、これらの企画を実行委員会が行うわけです。セミナー、ワークショップはもちろん、基調講演やそれ以外のイベントを今まさに検討が進んでいます。すでに基調講演のスピーカーは確定済みですけど発表前なので書けません。

 そこで問題となるのはセミナーの内容と講師。およそ9コマくらいの枠が予定されているのですが、そこを毎年埋めていくのが結構大変なのです。大変なのにはいくつかの原因があります。9種類の項目をピックアップするのですが、これは毎年のサイネージ業界の傾向を先取りしながらテーマを決めていきます。テーマがあってもそれについて語れる講師が見つからないこともよくあります。こうした場合はパネルディスカッション形式になったりします。結果としてそのモデレーター役を言い出しっぺの私がやったりしているわけです。あるいはテーマ自体が変更になるケースもあります。
 基調講演も同様です。テーマと方向性を決めてから、人選に入るのですがこれも毎年難航します。基調講演ですからある程度のネームバリューも必要となるからです。

 こうしたDSJの検討を進めていると、毎年毎年同じ壁にぶつかります。それはあらゆる点で、デジタルサイネージ業界はまだまだ薄っぺらいと言うことです。選手層が薄いのです。スター不在です。それは法人にも個人にも、そして技術にも当てはまるのです。

 もっとも私が個人的に求めていることが非常に高いからなのかも知れません。他の展示会や業界を見ると、まあ確かにさほど違いは無いかも、とは思います。サイネージ業界が拡大して、そこからスターが続々輩出されるということは無いと思っています。出来るとすれば、周辺スタープレイヤーにサイネージも論じてもらうことだと思っています。
 ここでも何回か指摘させてきている通り、デジタルサイネージはもはやそれ単独でビジネスが成功するようなものではありません。それは鉄道系で広告中心に行うものくらいでしょうし、それですらスゴイ勢いで小売り系との連携を深めているのです。

 ネット上、WEB上で展開されてきているあらゆるビジネスやサービスを可視化していくこと。そういう視点でDSJ2012を今年も開催できればと思っています。関係の皆様の一層のご協力をお願いする次第です。


 次回は、3月初めにラスベガスで開催される「Digital Signage Expo 2012」の模様を紹介したいと思います。

 

投稿者:江口at 10:19| 江口靖二の是々非々サイネージ