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2012年04月09日

Location Marketingとデジタルサイネージ

 4月の2日から4日にかけて、サンフランシスコで開催されたO'Reilly Where Conference 2012に参加してきた。デジタルサイネージは場所に紐付くのは確実なことであって、その点に特化した世界的なカンファレンスであり、逆にデジタルサイネージのイベントでは全くない。そこで思ったのはやはり、デジタルサイネージは「ロケーション命」であることを再認識し、と同時にサイネージ単独では何も起きないということだ。

 

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 さてあくまでも個人参加であるので、高額な有料カンファレンスの参加は交通宿泊費と合わせると結構な出費である。その中で特に関心があった「Location Marketing Boot Camp」を中心に参加してきた。O’Reillyはご存じない方もおられるだろうが、コンピュータ関連の出版社が元であるが、技術中心であるが、マーケティング視点のカンファレンスを多数主催している。Location Marketing Boot Campは朝から夕方まで、20分枠のセッションが30本くらい続く、まさに強化合宿のようなイベントだ。同時通訳などもちろん無いので久々に真剣に英語を浴びた感じがする。
 
 

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 個々のプレゼンや議論には山ほど参考になるものがあったが、全体を通じてもう要点ははっきりしていいる。ここのブログでも常に主張しているとおり、位置情報とHTML5で劇的な変化が起きるということであり、モバイルは移動も固定もどちらにでも使えるという当たり前の話がもたらすインパクトである。デジタルサイネージも簡単とか安いとか、そんなレベルの話をしているようではあっという間に陳腐化する。

 それは例えば、今からすればそうだそうだと誰もが言うであろうことだが、ネットの黎明期に楽天やヤフーが先見性の賜物か単なる偶然かはともかく、ロケットダッシュができたのと同じように、まもなく今デジタルサイネージと呼ばれている領域も同じことが起きるだろう。そしてそれは、このままでは現状のデジタルサイネージ業界とは別のところから起きることになるだろうということだ。国内で、業界で閉じていたらダメだ。一歩でも半歩でもない、わずか数十センチ先を見ればわかることだ。

 来週は再びアメリカへ。NAB(全米放送機器展)に参加してくる。ここでもまた同じ事、マルチスクリーンのもたらすインパクトを確認してこれると思うので次回はそれをお話ししたい。


デジタルメディアコンサルタント
江口 靖二

投稿者:江口at 10:22| 江口靖二の是々非々サイネージ