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2012年05月15日

W3CにおけるWeb on Signage with HTML5ってどういう意味かわかる?

W3Cでデジタルサイネージに関する標準化の作業が始まりました。
http://www.w3.org/2012/06/signage/cfp.html

W3Cというのはインターネットのデファクトルールを規定している団体であり、今回はHTML5におけるサイネージ利用の規定を定めるのが目的です。これに関して誤解している向きが非常に多いので端的に説明させて頂く。

さてココで大切なことは、デジタルサイネージの標準化は一体誰が何のためにやろうとしているのかということだ。これを推進しているのは世界でもNTT、KDDI、日立、東芝といった日本の企業が中心だ。何のためか。
それは仕事を作るためであった、相当純粋に世のため人のためだ。こうした企業は言うまでもなく余力があり、次の時代の仕事、いや産業といってもいいが、それを創りだすことが可能なのだ。もちろんイノベーションはベンチャーからも起きる。
しかしベンチャーにできることはいっていの基盤の上でのサービスか、基盤を作るための起爆剤でしかない。世の中適材適所、役割分担というものがあって、孫さんがヤフーBBを始めなかれば、ひょっとしたら日本のインターネットは数年遅れていたかもしれない。
先ほどの企業は、目先まったく金にならない、それどころか完全に持ち出しの取り組みを
進めている。逆にこれは偉いとかすごいとかいう次元でもなく、彼らはそういう立ち位置でしかないということだ。明日の仕事を作るのが彼らの企業としての使命の半分近くを占めていると言っても過言ではないだろう。

ふた昔くらい前なら、HTML5に特定企業の特許か何かを隠しこむなんて発想だろうが、そんなことはあまりにオープンすぎて絶対にありえない。

冒頭のW3Cの会議は16日までに必要な手続きをすれば誰でも参加できる。言いたいことがある人も、メディアに関する時代が一歩先に進む瞬間に同席したい人もこのミーティングは絶対に外すべきではない。

デジタルメディアコンサルタント
江口 靖二

 

投稿者:江口at 10:41| 江口靖二の是々非々サイネージ