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2012年08月06日

国プロサイネージ「ユビキタスタウン構想推進事業」のその後

 先日静岡市でデジタルサイネージ関連のセミナーの講師をさせていただく機会があった。静岡市といえば平成21年度の「ユビキタスタウン構想推進事業」で交付金が支給された事業があった。事業開始後しばらくして現場に足を運び、非常に残念な思いをして帰ってきたわけだが、あれから2年近くが経過し、その後を見てくることにした。

同事業の内容はこちらに公開されている。
http://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/997626/www.soumu.go.jp/soutsu/tokai/siensaku/ubiquitous/img/
091216ubiquitous2.pdf

 20120806

  感想はやはり残念な結果であった。2年前と同じく、誰も見ていないし触ってもいない。筐体がペイントされてはいたが、周囲が明るいのでそもそも何も見えない。設置場所に無理があるのでこうした無残な姿を晒してしまう。無残といっても、行政から運用資金が出てているようなので初期の交付金およそ5900万に加えて、止めるにやめられずにさらに血税か運用費として投下されているという始末である。
 
 こうした公的な事例のほとんどが同じ状況だとわたしは思っている。こうした例によってサイネージの印象は悪化し、結果的に業界は萎縮をしてしまうという悪循環。肝心のセミナーでは、こうした全国の悪しき例を紹介しながら、地域におけるコミュニケーションをどう行い、そこにおけるサイネージの役割はほんの少しだけど確実にあるという話をさせていただいた。
 全国に散らばったこうした墓石サイネージの事例を仕事として調査報告する機会が近々ありそうなので、その後の利活用も含めて考えていきたいと思っている。

デジタルメディアコンサルタント
江口 靖二

投稿者:江口at 09:34| 江口靖二の是々非々サイネージ