カスタマイズ事例

株式会社 中田屋様

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透過ディスプレイとCGの組み合わせが凄すぎる。老舗和菓子屋が仕掛けるデジタルサイネージがかっこよすぎました。

中田屋は昭和9年に石川県鶴来町にて創業し、昭和21年に東山に移転、以来、きんつばと言えば中田屋と呼ばれるほど、日本三大菓子処とされる金沢で人気の和菓子屋です。石川県を中心に富山、福井、仙台、大阪、東京・渋谷と取扱店を増やし、観光ガイドブックやTBS放送のNスタにおいて「じゃらん宿泊旅行調査2022」魅力のある土産物第一位として紹介されるなど、地元・金沢の人から県外のお客様まで親しまれています。

 

今回は、中田屋様にサイバーステーションのデジタルサイネージのサービスをご導入いただいたきっかけから、今後の運用についてまでをお聞きしました。

株式会社 中田屋

石川県金沢市元町2丁目4番8号
創業者 中田 憲龍
代表者 代表取締役社長 中田 竜也
創 業 1934年(昭和9年)

店舗リニューアルで導入を計画

もともとは金沢駅の高架下にある複合商業施設、金沢百番街「かなざわ館」を「あんと」としてリニューアルするということで、それに合わせてきんつば中田屋 金沢百番街店も3、4年ほど前から店舗改装を計画していました。JR金沢駅在来線改札口からあんとへ、お土産を求めて偶然通っただけのお客様に商品や店舗の存在をアピールするには、どうしたら良いか、というのが大きな課題でした。他の店舗と違った印象を与えるようなお店を作りたい。例えばミュージアムのような訪れた人が興味をそそられるような仕掛けがあった良いのでは?ということから、社長の知り合いの映像制作会社さんに相談したことをきっかけに、サイバーステーションさんからデジタルサイネージと映像を使った効果的なアプローチをご提案いただきました。

商品と映像を組み合わせて、インパクトのある商品ディスプレイを実現

中田屋は、春は表面に八重桜の塩漬けがあしらわれたきんつば、夏は涼を愉しむ爽やかな水羊羹など菓子やパッケージから季節の移ろいを感じることができるよう、季節ごとに取り扱う商品が変わります。その時々の商品を引き立たせるようなディスプレイ、中田屋らしい雰囲気づくりをしたいという思いから、商品に合わせて映像も季節ごとに移り変わるという手法を取り入れることに。「これならきっと通りがかった人の目を引くことができ、さらに楽しんでいただけるだろう」という期待を込めて、ついに映像制作・デジタルサイネージの導入がはじまります。

  • ▲ロゴにも描かれている「龍」が画面の中を自由自在に動き回ります。
  • ▲ショーケースは2方向から見えるようになっていて、歩く人の目に止まりやすい設計です。

 

新しい店舗のショーケースには韓国企業が開発した透過型ディスプレイ2枚を組み込んだデジタルサイネージを採用し、ディスプレイの向こうには主力商品のきんつばが見えます。複数のディスプレーをつなぎ、一体的に演出することで、中田屋のロゴである龍が2枚の透過型ディスプレイを行き来しながらダイナミックに動いたり、正月は獅子舞、夏は金魚が泳いでいたりと、お客様を飽きさせないよう映像にもこだわりました。

お客様との会話が生まれる仕組みづくりで、集客効果を実感

きんつば中田屋 金沢百番街店は、JR金沢駅在来線改札口から出て少し奥の方に位置するのですが、そこから来られるとちょうど商品ディスプレイが見えるように設置してあり、遠くからでもお客様が気づいてくださるようになりました。初めて見る方は、「びっくりしたー」「ハイテクだね」などと言って驚いたリアクションをされる方が多いですね。あんとの中では当社がサイネージを導入している店舗として初めてだったこともあり、物珍しそうに皆さん立ち止まって見てくださいます。また、小さなお子さんですと、ちょうどディスプレイが目線の高さにくるので、飛びつくように映像を見ていたり、何か起こるわけではないのですが、動く映像を触ってみたりするお子さんなんかもいらっしゃいますね。それがきっかけで、親御さんも足を止めてくださることが多くなりました。最初に視覚から興味をもっていただき、そのまま観光やお仕事の雑談をしながら、商品のご案内もしやすくなったと感じるので、導入してよかったと実感しています。

他店舗への導入検討や、コンテンツづくりに力を入れたい

お客様からの反応はかなりよかったのですが、残念ながら店舗のオープン時期にちょうど新型コロナウイルス感染症が世界的に流行しましたので、来店されるお客様が減ったことが、少し残念でした。ですが、今回、初めてサイネージを導入して、お客様の反応がよかったことや、店舗ごとに来店される年齢・性別・目的もまた違うので、各店舗にあったアプローチもでき、色々と可能性が広がるなと、今後の店舗づくりに役立てられたらと考えております。金沢百番街店の今後のサイネージの運用については、季節の行事やイベントなどに合わせて、お客様にさらに楽しんでいただけるコンテンツを作ることも検討したいと思います。お客様が「おもしろいことをするお店だな」と、どこかでふと思い出していただける、そんなきっかけになればと思います。

 

 


 

公開日:2023年2月15日

発行人:サイバーステーション広報部

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