デジタルサイネージ導入事例
PFUライフエージェンシー株式会社
- スポーツの賑わい創出
スポーツを通じた新しいエンタメ体験で
地域の賑わい創出に貢献したい
PFUライフエージェンシー株式会社は、1992年に創業し、PFUグループの福利厚生関連業務を担う会社としてスタートしました。事業の見直しを経て、2023年4月より「PFUブルーキャッツ」の運営を開始、バレーボール事業に特化して再出発しました。さらに、2024年7月にはチーム名を「PFUブルーキャッツ石川かほく」に変更し、女子バレーボールのプロチームとして、これまで以上に地域に密着しながら共に成長していくことを目指しています。
今回は、サイバーステーション株式会社のデジサイン、LEDシステム、そしてデジサインスマートリモコンが「とり野菜みそ BLUECATS ARENA(かほく市総合体育館)」に導入された経緯や今後の運用について、PFUライフエージェンシー株式会社様にお話をお伺いしました。
■導入のきっかけ
選手と観客が一体となって、楽しめる空間づくりが課題でした
長年バレーボール活動に取り組んできた「PFUブルーキャッツ石川かほく」は、2024年10月に開幕する「大同生命SV.LEAGUE」に参戦することが決まりました。このSV.LEAGUEは、2030年までに世界最高品質を目指すプロリーグということもあり、競技力の向上はもちろんですが、試合会場そのものを「一大エンタメ空間」として盛り上げ、選手と観客が一体となり楽しめる空間を演出する必要があると考えていました。そして、それを実現するには鮮やかな色彩をスピーディに表示することができるデジタルサイネージの導入が最適ではないかと思ったのが、導入のきっかけです。
しかし、当社はプロスポーツ事業会社としてまだ発展途上であり、導入コストに頭を悩ませておりました。2024年4月に「とり野菜みそ BLUECATS ARENA(かほく市総合体育館)」がオープン。当アリーナをホームアリーナとして活用するにあたり、かほく市と協力して、地域の賑わいを創出する拠点として「自治体との共創活動」を推進する一環で、デジタルサイネージを導入する運びとなりました。
■こだわりや工夫
映像と音楽が織りなす演出が生む、会場全体の一体感と没入感
導入が決まり、具体的な設備や演出については、当チームのスポンサーであるサイバーステーション株式会社様に相談をしました。そこで提案いただいたのが、デジサインとLEDシステム、デジサインスマートリモコンです。バレーコートの両サイドに設置する2台の大型LEDビジョンは、試合前にスポンサー広告を表示する他、選手の入場時にあった映像などを流すことができます。また、競技中のスパイクやブロックのタイミングに合わせ、映像や音楽を連動させる演出もご提案いただきました。
しかしそれを実現するためには、競技に合わせて素早く映像を表示し、試合を運営するスタッフが誰でも簡単に操作できる必要がありました。そこで、スマートフォンやタブレットを使ってリモコン感覚で操作できる「デジサインスマートリモコン」を開発していただき、より迫力のある演出を取り入れることが可能になりました。さらに、LEDビジョンの映像や音楽に連動して一斉に光るペンライトも会場内で販売しており、会場全体の一体感を高め、より一層会場が盛り上がることを期待しています。
■導入後に期待する効果
クセになるような感動体験で、将来ファンとのつながりを増やしたい
「PFUブルーキャッツ石川かほく」は、お客様に試合会場で一体感を楽しんでいただき、「バレー観戦って楽しい!」と思っていただける体験を、これからも提供していきたいと考えています。その感動がクセになるような体験を通じて、これまでバレーボールにあまり関心のなかった方々にも興味を持ってもらい、多くの新しいファンが生まれることを願っています。また、選手にとっても、ひとつひとつのプレーで会場全体が盛り上がることで、これまで以上のパフォーマンスを引き出すきっかけとなることを期待しています。
■今後のデジタルサイネージの活用について
競技力・演出力をさらに強化し、ファンの期待感を高めていきたい
「PFUブルーキャッツ石川かほく」が「大同生命SV.LEAGUE」で確固たる地位を築くためには、選手一人ひとりの競技力の向上はもちろん、地域の皆さまに「ホームゲームが待ち遠しい!」と思っていただけるチームへと成長していくことが何よりも重要だと考えています。まだ試行錯誤の段階ではありますが、より魅力的なエンタメ空間の創出に向けて、これからもデジタルサイネージの無限の可能性を追求し続けていきたいと思います。