被災地能登の薬局へ次世代サイネージを無償提供

~調剤薬局と提携し、オンライン服薬指導で能登地区の薬剤師不足をサポート~

 

 デジタルサイネージクラウドサービス「デジサイン」(以下、デジサイン)を展開するサイバーステーション株式会社(本社:石川県金沢市、代表取締役社長:福永 泰男、以下 当社)は、コールセンター型オンライン接客システム「デジサイントークコネクトβ(ベータ)版(以下、トークコネクトβ)」を令和6年6月12日よりリリースし、北陸で薬局事業を展開しているハンズファーマシー株式会社(本社:富山県富山市、代表取締役:林 弘志、以下 ハンズファーマシー社)へトークコネクトβを無償にて提供することといたしました。当社とハンズファーマシー社は、令和6年1月1日に発生した能登半島地震で壊滅的な被害を受けた輪島市の避難所にて「トークコネクトを活用したオンライン服薬指導サービスとお薬指導等」を実施することといたしましたのでお知らせいたします。

 

 

◆デジサイントークコネクトのロゴ

 

 

 

デジサイントークコネクトは、公益財団法人石川県産業創出支援機構(以下、ISICO)の「令和4年度いしかわ次世代産業創造ファンド デジタル技術・システム研究開発加速支援事業」に採択され開発いたしました。
トークコネクトは、当社が提供しているデジタルサイネージプラットフォーム「デジサイン」にオプションとしてインストールしご利用いただけるサービスで、デジタルサイネージの表示画面をタッチすることで、コールセンター側のオペレータとオンラインによるビデオ通話ができる機能です。また、コールセンター側の仕組みは、ハンズファーマシー社の複数の薬剤師のパソコンで受信することができ、被災地に設置されたデジサインを通じてオンラインにて、患者様と薬剤師が対話することができます。

 

 

 

デジサイン トークコネクト端末(患者様側)の画面

 

 

◆提携の背景
能登半島地震後の現在も復興が進まない中で、ハンズファーマシー社は薬剤師を輪島市に配置できない状況が続いており、薬剤師による服薬指導などが実施できない状況でしたが、コロナ禍以降の令和4年10月より厚生労働省から「処方箋におけるオンライン服薬指導」において、薬機法施行規則の一部が改正されたことにより、オンライン服薬指導のサービスが可能となったことを背景に、震災後すぐに両社にて避難所でのオンライン服薬指導ができないかを議論してきました。

現在は、避難所の電力や通信などが復旧したことで、トークコネクトのサービスを利用した「オンライン服薬指導サービス」を開始できると判断し両社で協力し合い実施を進めてまいりました。トークコネクトの特徴である「ワンタッチによる簡単操作でのオンライン通話」により、老若男女問わずだれでも手軽に服薬指導やお薬の相談などが避難所で受けることが可能となることで、被災者の健康面への安心につながると両社で考えております。なお、オンライン服薬指導を実施する薬剤師は、富山県にあるハンズファーマシー社の薬剤師が実施することとなります。

 

 

 

 

<オペレータシステムの受付画面イメージ>

 

 

まずは、令和6年6月12日からサービスを開始し、輪島市内の患者様が少しでも安心できる環境を整え、そして、被災者の皆様の支えとなるよう尽力してまいりたいと考えております。

なお、デジサイントークコネクトは、令和6年6月12日からのサービスはβ版として提供を開始し、輪島市立東陽中学校内に設置いたします。また、このサービスの正式版の提供開始時期は令和6年12月ごろを予定としております。

 

<サービスの特徴>

 

◆デジサインのご紹介

デジサインは、デジタルサイネージのクラウドサービスで、国内の公共施設、小売や飲食店の店舗、金融機関などで商品やサービスのプロモーションとして、また、オフィスや工場などでは従業員向けの情報共有ツール、ショールームの商品紹介などで、現在、国内に5万ライセンスを提供するまで成長してまいりました。
数千店舗という多店舗でも運用可能なシステムと、安価に設置可能な低価格モデルからマルチディスプレイやLEDビジョンなどへの配信などの4K高画質にも対応している幅広い製品ラインナップが大きな特徴となっています。
近年では、オプションサービスなども充実し、様々な業種におけるソリューションのご提案を行っており、さらにご利用ユーザ数が伸長しております。

 

◆デジサイントークコネクトのご紹介
デジサイントークコネクトは、デジサインのオプションサービスで、令和6年6月12日よりβ版をリリースいたします。このサービスは、コールセンターのように複数のオペレータがサイネージ端末側とオンラインで受付し、ビデオ通話によるコミュニケーションがおこなえるソリューションです。
この仕組みを使うことで、小売店舗でのオンラインによる接客やサポート受付、金融などでは、無人店舗によるオンラインを通じた金融専門家のアドバイス。医療の世界では、今回のケースのようなオンラインによる医療やお薬指導などにご利用いただけます。

 

 

 

 

<デジサイントークコネクト 患者さん側の操作画面>

 

<その他機能のご紹介>

 

1. 電源管理による起動・終了の自動化
デジサインシステムは自動的に電源が入り起動され、デジタルサイネージのコンテンツが再生されます。営業時間外の時刻になると自動的に終了し電源が切れます。

2. タッチメニュー設定
画面右側にあるワンタッチメニューは自由に設定ができ、コールセンターの接続先ごとにオペレータ担当を設定することが可能です。

3. サイネージ機能
デジタルサイネージのコンテンツ設定がおこなえます。待機画面のサイネージコンテンツをスケジュール設定することができます。

 

【商品に関するお問い合わせ先】
デジサインお客様ご相談センター
TEL:0800-123-4138、076-255-1525(月~金曜日9:00~18:00受付)

 

※ デジタルサイネージ
デジタルサイネージとは、表示と通信にデジタル技術を活用してディスプレイやプロジェクタなどに映像や文字を表示する情報・広告媒体である。内蔵記憶装置に多数の表示情報を保持することで必要ならば秒単位で表示内容の切り替えや動画表示、その他PDFファイルなどのドキュメントファイルを表示するなど、多様な表現で販売促進や広告配信を展開できる。(参考:ウィキペディア)

 

【会社概要】
サイバーステーション株式会社
代表者:代表取締役社長 福永 泰男
本社:石川県金沢市西念1丁目2番26号
資本金:8,000万円
事業内容:デジタルサイネージ事業、空間デジタル事業、関連システム開発
URL:https://digisign.jp

 

ハンズファーマシー株式会社
代表者:代表取締役 林 弘志
本社:富山県富山市堀川本郷160番71
資本金:1,000万円
事業内容:薬局事業
URL:https://www.hans-pharmacy.co.jp/

 

<その他ご協力企業のご紹介>

以下企業は、この度の活動にご協力とご支援をいただきました企業です。

以下ご紹介いたします。

◆株式会社内田洋行

ーLaLa Panel(ララパネル)

https://office.uchida.co.jp/products/lana/

防音性に優れたソロブース。患者様のプライバシーを守るために設置いたしました。

特徴は、

高い吸音性脳で人の話し声や生活音に多く含まれる500Hz~400Hz程度まで幅広い周波数において高い吸音性脳を発揮します。

ーAnyza(エニーザ・メッシュタイプ)

https://office.uchida.co.jp/products/anyza/
明るい色調のオフィスに置いても、違和感がない調和のとれたカラーリングチェアー。

<設置画像>

◆株式会社アイ・オー・データ機器

ーマイク・スピーカー一体型USBカメラ(USB-AIOC1)

https://www.iodata.jp/product/pc/pc/usb-aioc1/index.htm
「USB-AIOC1」はマイク・スピーカーが一体となったWebカメラです。本商品があれば、別途マイクやスピーカーを用意する必要なく映像も音声も送信できます。

ー10点マルチタッチ対応23.8型ワイド液晶ディスプレイ(LCD-MF241FVB-T)

https://www.iodata.jp/product/lcd/tp/lcd-mf241fvb-t/index.htm
10点同時のマルチタッチ操作が可能です。また、センサーはパネルに組み込まれ、「静電容量方式」のタッチパネルを採用しているので、軽快なタッチ操作で動かすことができるワイド液晶ディスプレイです。従来のタッチパネルと比べ、よりスタイリッシュなデザインのクリアな画面が特長です。

<設置画像>

プレスリリースの内容は発表時のものです。
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